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書評のブログ。

【書評】「アンガーマネジメント入門」(安藤俊介)を読んでの感想

はじめに

すぐイライラしてしまう性格を何とかしたいと思い、手に取りました。
怒ると嫌な気持ちが続いてしまいますし、上手くいくものもうまくいかなくなってしまいます。
そうならないために、学びたいと思ったのです。

著者の安藤俊介さんは日本アンガーマネジメント協会代表理事の方です。
日本のアンガーマネジメントの第1人者です。

目次

全体の感想

著者の安藤俊介さんは日本アンガーマネジメント協会代表理事の方です。
日本のアンガーマネジメントの第一人者です。

本書には、心構え、実践的なテクニック、コミュニケーション術と、怒ることを避けていくことについて書かれていました。
何よりも実践したい思ったのは、以下の心構えを持つこと。

"怒りを感じたときにこそ、「建設的に」「プラスの方向に」「人生にとって有意義なものに」といったことを頭に入れる"

怒ってもいいことはひとつもないです。
本当にそう思います。
怒りはプラスに変えていけるようにするのみだと自分に言い聞かせました。

キーワード3選

本書の実践できそうなテクニックは以下の3点だと思いました。

  1. ディレイテクニック
  2. コーピングマントラ
  3. 記録する

1.ディレイテクニック

反応を遅らせることで、怒りを表現することを避けることができるそうです。
すぐに怒りに反応してしまうのをなくすだけでも効果があるなと感じました。
いくつかテクニックが提示されており、実践しようと思いました。

2.コーピングマントラ

怒ってしまいそうなときに、心を落ち着かせる言葉を自分自身に言い聞かすというものです。
自分は「何とかなる。何とかする。」といった言葉がいいかなと思いました。
何度も繰り返すと、ディレイテクニックとの合わせ技にもなるな、と。

3.記録する

アンガーログというものをつけることが推奨されています。
怒りを記録し、見える化することで客観的にとらえることが可能になるそうです。
確かにイライラしたことを書き出してみると気分が落ち着く経験があったため、納得できました。

印象に残った文章

怒りを感じたときにこそ、「建設的に」「プラスの方向に」「人生にとって有意義なものに」といったことを頭に入れるようにしてください。

> 「アンガーマネジメント入門」(朝日文庫)より引用

上記でも触れた心構えについて書かれた、この一文が一番印象に残りました。

おわりに

怒ってしまうのを何とかしたいと思う人には、ぜひ読んでいただきたい本です。
何度も書いてしまいますが、怒ってもよいことはないです。本当に。

私も本書で学んだことを少しでも実践していきたいな、と。