はじめに
デザイナーではない人に向けて書かれたデザインの本です。
デザインとは縁遠いと思っていたのですが、少し学んでみようと手に取ってみました。
仕事で資料を作成するのに非常に役に立つ内容でした。
目次
全体の感想
一読して、自分の資料が見にくかった理由が分かりました。
本書を読んで注意するだけで、資料がすっと頭に入ってくるようになると思います。
多くのポイントが書かれているわけではないため、実践することも比較的簡単なはずです。
本書を読んで強く認識したのですが、デザイン上よくないとされる資料は頭に入ってきにくいのです。
せっかく内容が良くても、見た目で受け入れられないのは本当にもったいない。
この本で書かれているポイントを実践すれば、資料の見た目を改善できると思ったのです。
キーワード2選
- 整列させる
- 統一性を持たせる
私が重要だと思い、実践しているポイントは以下の2点です。
1.整列させる
このポイントについて読んだときに、インデントがそろわない文章は、
崩れが気になって内容が頭にはいってきにくいことに改めて気付かされました。
文書の資料を書く際には、文字揃えに注意するようにしています。
箇条書きにするときなど、インデントを変えて書くとき時は要注意です。
2.統一性を持たせる
資料上の見た目のルールが途中で変わると違和感が出ます。
この違和感が資料の内容の理解を妨げるように思います。
文書におけるフォント、サイズ、揃えの位置は統一性を持たせるべき代表的な要素です。
文書を作る際には、見た目のルールを破った箇所ができていないか、注意するようになりました。
資料を後から見直す際に、上記の2点を意識するようになりました。
2つのルールからの逸脱がないかだけは見逃さないように心がけています。
おわりに
本書の良さは他にも以下のような点があると思っています。
- 活字(書体)への意識を持つことができる
- 配色について学ぶきっかけになる
- デザインする対象ごとのコツが紹介されている(Webデザインや名刺などが書かれています。)
書体や配色などのデザインの要素をもっと詳しく知りたいという気持ちにさせてくれます。
仕事の資料作りにも役立つし、デザインを学ぶきっかけにもなる本です。
ぜひ、デザインをゼロから知りたいという人に手にとってもらいたいな、と。