Book Review Storage

書評のブログ。

2022-02-13から1日間の記事一覧

【書評】「苦い報酬(像が空をⅠ 夕陽が眼にしみる)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 本作品は、沢木耕太郎さんによるトルーマン・カポーティについての論評ともいうべきものです。私は、トルーマン・カポーティという作家をこの文章で初めて知りました。うっすらと知っていた「ティファニーで朝食を」という小説の作者であることと、…