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書評のブログ。

【書評】「走ることについて語るときに僕の語ること」(村上春樹)を読んでの感想

はじめに 村上春樹さんが、ご自身のランニングの経験を書き綴ったものになります。練習や、参加したレースについて、また、走ることと小説家としての生活とのかかわりについて書かれています。一遍ごとのつながりはあまりなく、テーマごとに書かれている印象…

【書評】「ラオスにいったい何があるというんですか?」(村上春樹)を読んでの感想

はじめに 村上春樹さんの旅行記がまとまった本です。旅先は国内から外国まで様々です。 一つ一つが短くまとまっていて、読みやすいですね。 この本のテーマの一つは、再訪と再会だと思います。一度、住んだ場所を訪れたり、旧知の知り合いと旅をする。2回目…

【書評】「ポートレイト・イン・ジャズ」(村上春樹・和田誠)を読んでの感想

はじめに 有名なジャズミュージシャンについて村上春樹さんによって書かれた本です。和田誠さんの絵と文章が一緒に載っています。村上さんのジャズへの造詣の深さに本当に驚かされます。ミュージシャンの紹介という側面も当然ありますが、村上さんの感じたこ…

【書評】「たった一人のオリンピック(スローカーブを、もう一球)」(山際淳司)を読んでの感想

はじめに 山際淳司さんが書かれたスポーツノンフィクションの作品です。モスクワオリンピックを目指していたボートの選手について書かれたものです。 目次 はじめに 目次 キーワード3選 欲 対極 書く技術 印象に残った文章 おわりに キーワード3選 欲 本作品…

【書評】「遠い太鼓」(村上春樹)を読んでの感想

はじめに 村上春樹さんが1980年代後半にヨーロッパに滞在していた時に書かれた旅行記です。当時書いていた小説として、「ノルウェイの森」、「ダンス・ダンス・ダンス」が出てきます。小説を書いていた時期の心境を知ると、やっぱり読んでみたくなりますね。…

【書評】「やがて哀しき外国語」(村上春樹)を読んでの感想

はじめに 村上春樹さんがアメリカに滞在されていた時期にかかれたエッセイを集めた本です。1990年頃のアメリカの話になります。 村上春樹さんのエッセイの中でも、海外での暮らしのエッセイはより楽しめるものになっていると思います。気軽に読めて、当時の…

【書評】「海苔と卵と朝めし(夜中の薔薇)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 向田邦子さんの子供の頃の食べ物について書かれたエッセイです。朝ごはんの光景が描かれます。自分はその場にいないのに、何故か見たことがあるような気になってしまいます。バタバタしたエピソードが語られているのに、おちついた雰囲気も感じられ…

【書評】「逃げる(長城のかげ)」(宮城谷昌光)を読んでの感想

はじめに 劉邦と項羽の戦いのクライマックスの部分が描かれた作品です。描かれるのは、表ではなく、裏。項羽の姿が中心ではなく、項羽の配下の武将、季布の物語になっています。 目次 はじめに 目次 キーワード3選 逃げることについての深い洞察を感じる 劉…

【書評】「皇甫嵩(三国志名臣列伝 後漢篇)」(宮城谷昌光)を読んでの感想

はじめに 皇甫嵩という人物については、この作品を読むまでは知りませんでした。三国志に登場する人物であるというくらいの知識で読み始めました。 余談になりますが、皇甫嵩の名前を単語変換で1回で変換できました。内容とは関係ないですが、どれくらい有名…

【書評】「何進(三国志名臣列伝 後漢篇)」(宮城谷昌光)を読んでの感想

はじめに 中国の漢(後漢)の時代の人物について書かれた短編です。主人公である何進は、元は肉屋の倅であったのですが、妹が皇后となったことにより、宮中にはいり、将軍にまでなります。理解しがたい出世の話です。何進は宮中で能力を発揮し、やがて始まる…

【書評】「長城のかげ(長城のかげ)」(宮城谷昌光)を読んでの感想

はじめに 宮城谷昌光さんの短編集の中の作品です。漢を興し、皇帝となった劉邦の幼なじみの男を主人公にした一遍です。 劉邦のストーリーは有名ですが、盧綰という人物に関しては、詳しく知りませんでした。生まれた時から、劉邦と一緒に過ごしてきた人生は…

【書評】「ジム(王の闇)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに ボクサーであった大場政夫さんについて書かれた作品です。彼は、世界フライ級チャンピオンだった23歳の時に、交通事故で亡くなっています。その足跡を、所属ジムで世話をしていた長野ハルさんの視点を中心に描いた作品になります。 目次 はじめに …

【書評】「センチメンタル・ジャーニー(路上の視野Ⅰ 紙のライオン)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに ベルリンオリンピックの時代にボートレースに出場した選手の方について書かれた作品です。インタビューされた内容を元にした構成となっています。練習として参加したロンドンでのレースや、レースの舞台裏も描かれています。 目次 はじめに 目次 キ…

【書評】「視ることの魔(路上の視野Ⅰ 紙のライオン)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

沢木耕太郎さんがスポーツの視方、そして、取材論について書いている作品です。特に若い方が読むと、スポーツの楽しみ方を知ることができて、プラスになるのではないでしょうか。 スポーツの楽しみ方を知りたければ、読むといい作品だと思います。思い込むこ…

【書評】「写す人(霊長類ヒト科動物図鑑)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 向田さんが写真について書いたエッセイです。写真を撮る側になった際に見えた風景を描写しています。独特の視点で写真について語る楽しい一遍です。 目次 はじめに 目次 キーワード3選 動物 旅 写真 印象に残った文章 おわりに キーワード3選 動物 …

【書評】「なかんずく(霊長類ヒト科動物図鑑)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 向田邦子さんが子供と言葉について書いたエッセイです。言葉への感覚が独特で、かつ鋭いんですね。分かるなあと、うなづきながら読める一遍です。 目次 はじめに 目次 キーワード3選 言葉を覚える、使う、繰り返す 英語を学ぶ 言葉 印象に残った文…

【書評】「寸劇(霊長類ヒト科動物図鑑)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 向田邦子さんのエッセイの一遍です。日本人らしい気の回し方を丹念に描いた作品になります。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 客 食べ物 楽しむコツ 印象に残った文章 おわりに 全体の感想 向田さんらしいなというのが第一の印象です…

【書評】「私だけの教科書(像が空をⅢ 勉強はそれからだ)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 沢木耕太郎による、ノンフィクションについての技術論とも言えるエッセイです。タイトル通りに教科書として、沢木さんが読んだ本が紹介されています。 沢木さんのエッセイには、技術論が書かれているものがいくつかあるのですが、その中の一編にな…

【書評】「幕末よもやま(司馬遼太郎対話選集3 歴史を動かす力)」(司馬遼太郎)を読んでの感想

はじめに 司馬遼太郎さんと子母澤寛さんの対談です。タイトル通り、幕末の話題が中心の対談となっています。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 新選組 お年寄り 長州藩 印象に残った文章 おわりに 全体の感想 とにかく面白いです。短い対談です…

【書評】「鎌倉武士と一所懸命(司馬遼太郎対話選集1 この国のはじまりについて)」(司馬遼太郎)を読んでの感想

はじめに 司馬遼太郎さんと、永井路子さんとの対談です。鎌倉幕府成立時の日本社会について語られています。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 東日本と西日本 源頼朝と源義経 平家物語 おわりに 全体の感想 平家物語の時代の内容について語られ…

【おすすめの書籍】沢木耕太郎さんの作品5選

沢木耕太郎さんの作品から私の中で印象に残っている5冊を箇条書きで紹介したいと思います。どれも読みごたえのある本ですので、ぜひ読んでみてほしいです。 目次 目次 作品5選 一瞬の夏 深夜特急 人の砂漠 敗れざる者たち テロルの決算 おわりに 作品5選 一…

【書評】「味醂干し(眠る盃)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 味醂干しを題材にしたエッセイです。食べ物を取り扱った向田さんの文章はどれも楽しいのですが、食べ物が魅力的に描かれているものになっていると思います。個人的には、書かれている食べ物を一番食べてみたくなった一遍です。 目次 はじめに 目次 …

【書評】「奇妙なワシをめぐって(像が空をⅢ 勉強はそれからだ)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 「奇妙なワシ」というエッセイの後日譚になる一遍です。エッセイが連なるように書かれていることが時々あると思うのですが、続きを読む楽しさも独特なものです。 語り口が軽妙で、日記のような雰囲気です。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワー…

【書評】「ドランカー<酔いどれ>(敗れざる者たち)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 1975年、元ボクサーの輪島功一さんが当時のWBAジュニアミドル級世界チャンピオン、柳済斗さんと戦ったタイトルマッチについて取材されたノンフィクション作品です。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 減量 プロ したたかさ 印象に残っ…

【書評】「運命の受容と反抗(像が空をⅠ 夕陽が眼にしみる)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 沢木耕太郎さんが、柴田錬三郎さんについて書かれた一遍になります。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 対談 降りて、降りない 時代小説 印象に残った文章 おわりに 全体の感想 文章の始まり方がとても自然で、流れるように主題に入っ…

【書評】「苦い報酬(像が空をⅠ 夕陽が眼にしみる)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 本作品は、沢木耕太郎さんによるトルーマン・カポーティについての論評ともいうべきものです。私は、トルーマン・カポーティという作家をこの文章で初めて知りました。うっすらと知っていた「ティファニーで朝食を」という小説の作者であることと、…

【書評】「死に場所を見つける(貧乏だけど贅沢)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 沢木耕太郎さんと高倉健さんの対談です。沢木さんの作品を読む前には、お二人が対談されていることが意外に思えました。対談についての経緯は、エッセイなどで読むことができます。沢木さんの作品には、高倉さんのお話が多く出てくるんですね。お互…

【書評】「彼らの流儀」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 本書は、沢木耕太郎さんのコラムを1冊にまとめた本です。人物を掘り下げたものが中心となっていますが、別の形態をとったものも含まれる多彩な作品群となっています。 目次 はじめに 目次 全体の感想 好きな作品3選 鉄塔を登る男 最後のダービー 理…

【書評】「贅沢な旅(貧乏だけど贅沢)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 本作品は、沢木耕太郎さんと阿川弘之さんが旅について語り合った対談です。深夜特急がきっかけとなった対談であり、お二人の旅の捉え方を知ることができると思います。 目次 はじめに 目次 キーワード3選 船旅 贅沢 深夜特急 印象に残った文章 おわ…

【書評】「中野のライオン(眠る盃)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに タイトルからは、どんな内容か想像がつきませんでした。(向田さんのエッセイはこのようなタイトルが多いようにも思いますが。。。)一読してみると、じっくりと読めるエッセイでした。 非常に共感できる内容ですし、また向田さんの体験したできご…