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書評のブログ。

【書評】「視ることの魔(路上の視野Ⅰ 紙のライオン)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

沢木耕太郎さんがスポーツの視方、そして、取材論について書いている作品です。特に若い方が読むと、スポーツの楽しみ方を知ることができて、プラスになるのではないでしょうか。 スポーツの楽しみ方を知りたければ、読むといい作品だと思います。思い込むこ…

【書評】「写す人(霊長類ヒト科動物図鑑)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 向田さんが写真について書いたエッセイです。写真を撮る側になった際に見えた風景を描写しています。独特の視点で写真について語る楽しい一遍です。 目次 はじめに 目次 キーワード3選 動物 旅 写真 印象に残った文章 おわりに キーワード3選 動物 …

【書評】「なかんずく(霊長類ヒト科動物図鑑)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 向田邦子さんが子供と言葉について書いたエッセイです。言葉への感覚が独特で、かつ鋭いんですね。分かるなあと、うなづきながら読める一遍です。 目次 はじめに 目次 キーワード3選 言葉を覚える、使う、繰り返す 英語を学ぶ 言葉 印象に残った文…

【書評】「寸劇(霊長類ヒト科動物図鑑)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 向田邦子さんのエッセイの一遍です。日本人らしい気の回し方を丹念に描いた作品になります。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 客 食べ物 楽しむコツ 印象に残った文章 おわりに 全体の感想 向田さんらしいなというのが第一の印象です…

【書評】「私だけの教科書(像が空をⅢ 勉強はそれからだ)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 沢木耕太郎による、ノンフィクションについての技術論とも言えるエッセイです。タイトル通りに教科書として、沢木さんが読んだ本が紹介されています。 沢木さんのエッセイには、技術論が書かれているものがいくつかあるのですが、その中の一編にな…

【書評】「幕末よもやま(司馬遼太郎対話選集3 歴史を動かす力)」(司馬遼太郎)を読んでの感想

はじめに 司馬遼太郎さんと子母澤寛さんの対談です。タイトル通り、幕末の話題が中心の対談となっています。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 新選組 お年寄り 長州藩 印象に残った文章 おわりに 全体の感想 とにかく面白いです。短い対談です…

【書評】「鎌倉武士と一所懸命(司馬遼太郎対話選集1 この国のはじまりについて)」(司馬遼太郎)を読んでの感想

はじめに 司馬遼太郎さんと、永井路子さんとの対談です。鎌倉幕府成立時の日本社会について語られています。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 東日本と西日本 源頼朝と源義経 平家物語 おわりに 全体の感想 平家物語の時代の内容について語られ…

【おすすめの書籍】沢木耕太郎さんの作品5選

沢木耕太郎さんの作品から私の中で印象に残っている5冊を箇条書きで紹介したいと思います。どれも読みごたえのある本ですので、ぜひ読んでみてほしいです。 目次 目次 作品5選 一瞬の夏 深夜特急 人の砂漠 敗れざる者たち テロルの決算 おわりに 作品5選 一…

【書評】「味醂干し(眠る盃)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 味醂干しを題材にしたエッセイです。食べ物を取り扱った向田さんの文章はどれも楽しいのですが、食べ物が魅力的に描かれているものになっていると思います。個人的には、書かれている食べ物を一番食べてみたくなった一遍です。 目次 はじめに 目次 …

【書評】「奇妙なワシをめぐって(像が空をⅢ 勉強はそれからだ)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 「奇妙なワシ」というエッセイの後日譚になる一遍です。エッセイが連なるように書かれていることが時々あると思うのですが、続きを読む楽しさも独特なものです。 語り口が軽妙で、日記のような雰囲気です。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワー…

【書評】「ドランカー<酔いどれ>(敗れざる者たち)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 1975年、元ボクサーの輪島功一さんが当時のWBAジュニアミドル級世界チャンピオン、柳済斗さんと戦ったタイトルマッチについて取材されたノンフィクション作品です。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 減量 プロ したたかさ 印象に残っ…

【書評】「運命の受容と反抗(像が空をⅠ 夕陽が眼にしみる)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 沢木耕太郎さんが、柴田錬三郎さんについて書かれた一遍になります。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 対談 降りて、降りない 時代小説 印象に残った文章 おわりに 全体の感想 文章の始まり方がとても自然で、流れるように主題に入っ…

【書評】「苦い報酬(像が空をⅠ 夕陽が眼にしみる)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 本作品は、沢木耕太郎さんによるトルーマン・カポーティについての論評ともいうべきものです。私は、トルーマン・カポーティという作家をこの文章で初めて知りました。うっすらと知っていた「ティファニーで朝食を」という小説の作者であることと、…

【書評】「死に場所を見つける(貧乏だけど贅沢)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 沢木耕太郎さんと高倉健さんの対談です。沢木さんの作品を読む前には、お二人が対談されていることが意外に思えました。対談についての経緯は、エッセイなどで読むことができます。沢木さんの作品には、高倉さんのお話が多く出てくるんですね。お互…

【書評】「彼らの流儀」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 本書は、沢木耕太郎さんのコラムを1冊にまとめた本です。人物を掘り下げたものが中心となっていますが、別の形態をとったものも含まれる多彩な作品群となっています。 目次 はじめに 目次 全体の感想 好きな作品3選 鉄塔を登る男 最後のダービー 理…

【書評】「贅沢な旅(貧乏だけど贅沢)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 本作品は、沢木耕太郎さんと阿川弘之さんが旅について語り合った対談です。深夜特急がきっかけとなった対談であり、お二人の旅の捉え方を知ることができると思います。 目次 はじめに 目次 キーワード3選 船旅 贅沢 深夜特急 印象に残った文章 おわ…

【書評】「中野のライオン(眠る盃)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに タイトルからは、どんな内容か想像がつきませんでした。(向田さんのエッセイはこのようなタイトルが多いようにも思いますが。。。)一読してみると、じっくりと読めるエッセイでした。 非常に共感できる内容ですし、また向田さんの体験したできご…

【書評】「学生アイス(父の詫び状)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 読む前には、タイトルが印象的だなと思っていました。書き出しのアイスクリームがフランスに伝わったエピソードから徐々に引き込まれて一気に読んでしまいました。すうっと流れるような味わいのエッセイです。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キー…

【書評】「記念写真(父の詫び状)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 本作品は、記念写真にまつわるエッセイです。向田さんの家族や、子供時代、学生時代の思い出が次々に描かれます。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 笑顔 お祖父さん 恩師 印象に残った文章 おわりに 全体の感想 一読後の印象としては…

【書評】「海苔巻きの端っこ(父の詫び状)」(向田邦子)を読んでの感想

はじめに 本作品は、少し変わった視点からの食べ物についてのエッセイです。パンの耳のような食べ物のメインではないところが好きということについて書かれています。向田さんの手にかかると、一緒に様々な思い出が描かれます。すごく自然ですっと読める内容…

【書評】「夢見た空(像が空をⅡ 不思議の果実)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 本作品は、1984年のロサンゼルスオリンピックについて書かれたものです。当時は冷戦下で、社会情勢も合わせて描かれています。冷戦であったことを鮮明に表しているのは、東側諸国のボイコットです。沢木さんは、不参加を決めたソ連の首都モスクワ、…

【書評】「王であれ、道化であれ(王の闇)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 本作品は、モハメド・アリとジョー・フレイジャーについて書かれたものです。モハメド・アリはレオン・スピンクスとのタイトルマッチに挑戦者として、臨もうとしています。(1978年9月)かつてヘビー級の王座を争ったジョー・フレイジャーがその時…

【書評】「クレイになれなかった男(敗れざる者たち)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 沢木さんが20代の頃に書かれたボクシングに関するノンフィクション作品です。ボクシングの歴史と裏側、そして魅力を伝える1篇となっています。同時に、沢木さんのボクシング観も読み取れます。 この作品は、カシアス内藤さんの韓国での試合を取材し…

【書評】「記憶と資料(像が空をⅢ 勉強はそれからだ)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに ノンフィクションについての考察が書かれた1篇です。「少年少女のためのノンフィクション論」と副題がついており、若い人に呼びかける形式で書かれています。まだノンフィクションを読んだことのない人への読書案内といった雰囲気もあると思います…

【書評】「インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針」を読んでの感想

はじめに ソフトウェア開発者向けの心理学の本です。アプリケーションの画面のデザインの際に活かせる情報が書かれています。サンプルの画像もアプリケーションの画面が多かったですね。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード3選 情報を少なくすること …

【書評】「持てる者と持たざる者と(象が空をⅡ 不思議の果実)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに この1篇は、競輪の新人選手向けの講演を文章化した形となっています。語りかける様な文章なんですね。講演の内容を読めるというのは、貴重なのではないかなと思います。エッセイ集の中で文体が急に変わって、驚いた思い出があります。少し、異色な1…

【書評】「自己の再生という幻想(象が空をⅡ 不思議の果実)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに この1篇は、沢木耕太郎さんが映画を観て書かれたエッセイとなっています。沢木さんは、映画の評論も多く書かれています。個人的にはこの1篇はそれらよりも少しライトなものになっていると思います。ただし、内容が軽いという意味ではありません。映…

【書評】「ノンデザイナーズ・デザインブック」を読んでの感想

はじめに デザイナーではない人に向けて書かれたデザインの本です。 デザインとは縁遠いと思っていたのですが、少し学んでみようと手に取ってみました。仕事で資料を作成するのに非常に役に立つ内容でした。 目次 はじめに 目次 全体の感想 キーワード2選 1.…

【書評】「彼の視線(像が空をⅠ 夕陽が眼にしみる)」(沢木耕太郎)を読んでの感想

はじめに 近藤紘一さんというジャーナリストの方について書かれた1篇です。近藤さんは、新聞社の特派員として、ベトナムや東南アジアで取材されていた方です。既に亡くなっておられるのですが、その生涯で残された著作物について沢木さんが書かれたものにな…

【書評】「思い出溢れる町、神保町(昼のセント酒)」(久住昌之)を読んでの感想

はじめに 「昼のセント酒」はテレビドラマを観て、読みたいなと思って、手に取りました。内容はエッセイになります。テレビドラマとは違ったコンテンツになっていると思います。 この作品は、神保町と久住さんの思い出も書かれているんです。思い出をとりこ…