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書評のブログ。

【書評】「うずまき猫のみつけかた」(村上春樹)を読んでの感想

はじめに

自分の生活との距離感が心地よいエッセイだと思うんですね。
印象に残ったエピソードとして、村上さんが年末に車が盗まれたエピソードがあるんですが、かなり辛いできごとだと思うんですよ。
外国だったとしたら、なおさらのことだな、と。
他にも日本にいたら、出会えないアメリカならではのできことがすっと綴られています。
(楽しいエピソードもあります。)

アメリカでの生活が村上さんの文章で読めるおすすめのエッセイの本となっています。

目次

 

キーワード3選

ランニング

個人的にはなんですが、村上さんと言えば、ランニングだと思うんですね。
走ることについて書かれたエッセイも多くありますし。
ボストンマラソンんに参加された時のエピソードは興味深かったです。

アメリカでの生活が中心の本書ではありますが、旅に出た際のエピソードも書かれています。
日常生活とは違った自由な雰囲気を感じることができます。

村上さんと猫のエピソードは別の本でも語られてますね。
猫が好きなんだな、というのがひしひしと伝わってきます。
いろいろなところで出会った猫とのエピソードもおもしろいですが、長い時間を共にした飼い猫との思い出も味わい深いです。

おわりに

リラックスして読める本だと思います。
村上さんの文章がお好きな人には、おすすめの一冊です。