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書評のブログ。

【書評】「「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)」(藤沢 晃治)を読んでの感想

はじめに

「文章を上手く書けるようになりたい。」というシンプルな気持ちから手にとった本です。

著者の藤沢晃治さんは元ソフトウェアエンジニアで、現在はビジネススキルや英語についての執筆、講演、研修を行われている方です。
ビジネススキルの中でも、「分かりやすいコミュニケーション術」を専門にされています。本書はコミュニケーションの中でも「文章」について書かれた本となっています。

目次

全体の感想

読後の感想としては、文章力の向上について知りたいという目的を充分に満たしてくれる本でした。
本のタイトルから当然かもしれませんが、文章がすごく読みやすい!
なめらかな文章だなという印象を持ちました。

キーワード3選

実践したいと思った点は以下の3点です。

  1. 1文を短くする。
  2. 見やすい文字配置にする。(レイアウトを意識する)
  3. 要点を先に書く。

各点について、思うところをもう少し詳しく書きます。

1.1文を短くする。

このルールを守ることで、文章は各段に読みやすくなると思います。
1文に情報を多く詰め込むメリットはないということですね。
1文を40文字程度にすることを意識するようにしています。(必ずしもそうならないケースもありますが。)

2.見やすい文字配置にする。(レイアウトを意識する)

本書を読むまで、文章のレイアウトを意識したことがありませんでした。
文章のかたまりの見え方も、読みやすさに影響します。
適度なスペースを持った文章を意識しています。

3.要点を先に書く。

文章で伝えたい点を先に書くことです。
これは取り組みやすいコツになるのかな、と思います。

おわりに

何度も読み返したいのは、最後にあったチェックリストです。
文章を書くたびにチェックリストを見返すことで、文章力が上がることは間違いありません。

文章を書く上での基礎となる本だと思います。
本書で得られる文章術は、ビジネス、プライベート、様々な場面で文章を書く際に参考になると言えます。
私が重点的に意識付けしていることは、「1文を短くすること」です。

私が挙げた3点以外にも、文章力向上のためのポイントが書かれています。
よい文章を書きたいなという方には、是非読んでいただきたい本です。

本書で学んだことを活かして、これからも文章を書きたいなと。